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佐藤愛子さんのエッセー「九十歳。何がめでたい」が百万部「元気が出る」と共感 [3)ライフ]

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佐藤愛子さんのエッセー「九十歳。何がめでたい」が百万部「元気が出る」と共感

作家の佐藤愛子さん

 

 小学館は、作家の佐藤愛子さん(94)による痛快エッセー「九十歳。何がめでたい」の発行部数が100万部になったと7日付で発表した。中高年の女性を中心に「元気が出る」「勇気をもらえる」と共感を呼び、老若男女の読者に幅広く浸透した。出版社に届いた読者はがきは9歳から99歳まで2万通を超えるという。

 同書は週刊誌「女性セブン」での隔週連載をまとめたもので、昨年8月に出版。「だいたい『スマホ』というものがわからない」「ナニが文明の進歩だ」と、便利さや快適さへの欲望を肥大化させ続ける世の中にあきれたり怒りを爆発させたり。「いちいちうるさい世の中である」と嘆くこともある。

 佐藤さんは100万部になったことについて「ありがたい話ではあるが、そもそも私は本がどれだけ売れるかということにあまり関心がない」と話す。「今の人たちは率直でなくなっているので、私のように言いたい放題言うのが現れたから、珍しく感じたのでしょうか。変な時代ですね」

 


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