余命宣告されたら何したい? 最期考える「もしバナゲーム」の縁起でもない話がお年寄りの娯楽に [3)ライフ]
余命宣告されたら何を最優先したい? 「縁起でもない」と怒られそうなカードゲームが、高齢者施設で人気だ。死生観と向き合い、深いおしゃべりができるツールとして楽しまれている。死を見つめて優先順位をあぶり出すことは、どう生きたいのかを確認する作業。終末期だけのテーマではない。(重松明子、写真も)
東京都足立区のデイサービス(通所介護)施設「グランドジェネレーションパートナー」での一コマ。
「縁起でもない話なんだけどね、もし余命があと半年だったら、皆さんどんな価値観を大切にしたいですか? カードの中から1枚選んで」
職員が配るカードを、85~90歳の男女6人が「へえーっ」と見つめていた。
「機器につながれていない」「ユーモアを持ち続ける」「誰かの役に立つ」「清潔さが維持される」「家族の負担にならない」「親友が近くにいる」…。35枚それぞれに言葉が記されている。
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