【テクノロジー最前線】記事作成ロボットが「フェイク世論」でっち上げ ロシアではアカウントの45%も 大統領も頼る裏工作
世界各国で、政治権力などに都合の良いネット投稿が自動投稿プログラムによって行われている実態が、英オックスフォード大インターネット研究所(OII)が行った調査で明らかになった。「フェイクニュース」ならぬ「フェイク世論」だ。ロボットが何食わぬ顔をして社会に溶け込むというのはSFでよくある設定だが、すでにネット社会ではそれが到来している。日本も無縁ではない。21世紀の新たな情報戦が始まっている。
OIIは、過去約2年にわたってロシア、米国、中国、台湾、ドイツ、ブラジル、ウクライナ、ポーランド、カナダの9カ国でのSNS上における世論操作などのやりとりを分析。6月に発表した調査結果で、ロボット転じて「ボット」と呼ばれる記事作成プログラムが暗躍する実態を白日の下にさらした。
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