「受験生のお守りに」見頃過ぎても“落ちない花”マーガレット、まもなく出荷最盛期

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2017.1.27 11:47

「受験生のお守りに」見頃過ぎても“落ちない花”マーガレット、まもなく出荷最盛期

収穫したマーガレットの出荷作業を行う栽培農家＝香川県三豊市

　全国一の産地である香川県三豊市で、見頃を過ぎても花びらが「落ちない」性質を持つマーガレットの出荷が始まった。切り花の出荷は受験シーズンと同様に3月にかけてがピーク。関係者は「受験生のお守りになれば」と話している。

　同市は、マーガレットの栽培に適した冬でも温暖で水はけが良い土壌であることから、全国シェアの6割を誇り、詫間町と仁尾町にある約50戸の農家が約5ヘクタールでハウス栽培している。

　JA香川県三豊花卉（かき）部会によると、今期は夏の猛暑と曇天の影響で花芽の発育が遅れたが、その後は順調に育ち、例年通り5月頃までに約250万本の出荷を見込んでいるという。

　収穫した純白ですっきりしたたたずまいのマーガレットは、農家で茎を切りそろえて束にし、関西を中心に全国に出荷される。

　同部会の辻広喜マーガレット部長（67）は「マーガレットは1本で約10輪全てが咲く強い花で、最後まで花びらが“落ちません”」と話している。

タグ：“落ちない花”マーガレット