稲田防衛相、南スーダン派遣施設隊を視察

南スーダンの首都ジュバで、同国のデービッド・ヤウヤウ副国防相に迎えられる稲田朋美防衛相(右、2016年10月8日撮影)〔AFPBB News

11月19日、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に第11次隊として派遣される部隊の壮行行事が陸上自衛隊青森駐屯地で行われ、派遣隊員たちは翌日、青森空港から出発した。

今次派遣隊員は、安全保障関連法に基づく「駆けつけ警護」などの新任務を担う陸自第九師団を基幹とする約350人の隊員である。

新聞によると、19日には衆院議員会館前に約3800人が集まり、「駆けつけ警護は絶対反対」などとシュプレヒコールを繰り返したという。

また兵庫県では、34の市民団体が神戸市役所前で抗議集会を実施し、「駆けつけ警護は戦争行為」「自衛隊をPKOから今すぐ戻せ」などと書かれたプラカードを手にデモ行進をしたという。

「自衛隊のPKO派遣反対」というならまだ分る。だが「駆けつけ警護は絶対反対」とシュプレヒコールを繰り返す人たちは自衛隊PKO部隊の近くで活躍するNGOや邦人たちがもし暴漢に襲われそうになった場合でも自衛隊は助けに行くべきではない、見て見ぬふりをしろと言うのだろうか。

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