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【ヤマトタケルのまほろば 第4部】父と叔母(2)料理人も随従 文化誇示 [3)日本の歴史]

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2016.11.15 16:00

【ヤマトタケルのまほろば 第4部】父と叔母(2)料理人も随従 文化誇示

膳夫だったナナツカハギをしのばせる新沢千塚古墳群(右奥は畝傍山)=奈良県橿原市(恵守乾撮影)

 御●友耳建日子(みすきともみみたけひこ。●=金へんに組のつくり)という名の副将と、比々羅木(ひひらぎ)の八尋矛(やひろぼこ)(柊で作った呪力がある長い矛)。東征に旅立つ倭建命(やまとたけるのみこと)に、父の12代景行天皇が与えたものを、古事記はそう記す。日本書紀はさらに2人の名を挙げる。

 〈天皇、則ち吉備武彦と大伴武日連(おおとものたけひのむらじ)とに命(みことおほ)せて、日本武尊に従はしめ、亦七掬脛(ななつかはぎ)を以(も)ちて膳夫(かしはて)としたまふ〉

 吉備武彦は古事記が書く御●友耳建日子で、他にタケヒノムラジとナナツカハギが付き従ったというのである。2人は、神武天皇の東征で忠臣として活躍した道臣命(みちのおみのみこと)(大伴氏の祖)大来目命(久米氏の祖)の子孫。神武天皇の大和での即位後、道臣命が与えられた「築坂邑(つきさかのむら)」、大来目命が与えられた「来目邑」はいずれも、畝傍山の南方一帯が伝承地。大来目命を祭る久米御縣(くめのみあがた)神社(奈良県橿原市久米町)も鎮座する。

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タグ:神話
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