安倍首相の「達筆」ぶり、中国で称賛の声 ホテルに手書き礼状

G20首脳会議に出席するため中国・杭州市を訪れた安倍晋三首相(資料写真、2016年9月5日撮影)。(c)AFP/Etienne Oliveau〔AFPBB News

侮れなくなった野党共同

11月7日付「産経新聞」に興味深い記事が掲載されていた。次期衆院選で野党4党(民進党、共産党、自由党、社民党)が295小選挙区で野党統一候補を立てた場合、前回衆院選の4党の得票を単純に合算すると実に47選挙区で野党が逆転する。もしこの結果が出れば、与党の議席は279議席になり、3分の2を大きく割り込むことになるというのだ。

同紙は、「安倍晋三首相(自民党総裁)の憲法改正の夢も潰える。野党共闘を『野合』と批判している場合ではない」と指摘し、「自民党執行部は早急な対応策を迫られている」と唱えている。

実際、自民党執行部も危機感を強めており、10月には、当選1回、2回組の約120人を集めて3度にわたって「選挙塾」を開催している。二階俊博幹事長が、「やる気のない者は候補者を変える」と叱咤し、下村博文幹事長代行が、「自民党は選挙区で86議席勝てない」と危機感を煽っているのもそのためだ。

確かに安倍政権は高い支持率を安定的に維持し、自民党も他党に比べて断然高い支持率を保持している。しかし選挙というのは水物である。何が起こるかは誰も分からない。

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