「流れに掉(さお)さす」というと、時流や大勢に流されないという意味で使いたくなるが、これは誤用であるらしい。

本来は、水の勢いに乗るように物事が思い通りに進行するという意味で使うのが正しい用い方であるという。いまのご時世、四方を見渡しても勢いのある流れなど見当たらない。ため池のような場所が増え、掉さしたくても流れがないということも多いのではないだろうか。

そんな時、これから紹介する本に書かれた彼らの生き様は、とても参考になると思う。彼らは流れある時代に流されない生き方をし、流れなき時代に棹をさすような生き方をする人々である。

今回のテーマは自分の信念を貫く3冊だ。

>>続きを読む