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「研究不正」大国日本、不正を防ぐ処方箋はあるか [2)産業・技術]

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「研究不正」大国日本、不正を防ぐ処方箋はあるか
『研究不正』

2016年08月26日(金)東嶋和子 (科学ジャーナリスト・筑波大学非常勤講師)

 文部科学省の「研究における不正行為・研究費の不正使用に関するタスクフォース」に所属する若き女性事務官・水鏡瑞希が、卓抜した推理力で次々と研究不正を暴く……。松岡圭祐の小説『水鏡推理』シリーズが売れているらしい。

 私も、最新刊の『水鏡推理Ⅲ』まで早々に読んだ。STAP細胞事件をはじめ、最近起きた東京五輪エンブレム騒動や、過去の旧石器発掘事件などをモデルに、痛快な推理小説に仕立てている。

 小説なら楽しめるが、現実に起きた不正となるとそうはいかない。2014年のSTAP細胞事件とノバルティス事件は記憶に新しいが、本書によると、これらは氷山の一角に過ぎない。日本は世界に冠たる「研究不正大国」だというのだ。

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タグ:研究不正
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