不正を正す風土は経営トップが作るもの [◆論 評◆]
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不正を正す風土は経営トップが作るもの
2016年06月16日(木)寺川尚人
東芝、三菱自動車と会社の存亡にかかわるような不正が続いている。
不正が起こる会社に共通しているのは重大な問題があってもそれに蓋をして外に出ないように隠してしまう点だ。
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例えば、人事に関する仕事をしていると「常習的にパワハラを繰り返している社員がいるが、成績が良く外したくない。どうしたらいいか」という相談を受けることがある。これこそ不正を起こす会社の体質を典型的に表している。
会社の存続を考えるなら、何度も注意・指導をしても変わらない人物に業務を託していること自体、自殺行為に近く、あり得ない。根本的にはこれに経営トップが気づかない、気づいても見て見ぬ振りをすることに問題がある。
タグ:企業劣化
2016-06-16 10:23
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