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核は運べるか 北朝鮮ミサイルの謎を暴く

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核は運べるか
北朝鮮ミサイルの謎を暴く

2016年05月31日(火)能勢伸之 (フジテレビ解説委員兼ホウドウキョク「週刊安全保障」アンカー)

【北朝鮮の弾道ミサイル能力を読み解く4つのポイント】
1. 日本にとってまず脅威となるのは、技術も運用も確立済みのノドンやスカッドER
2. 現在、日本にとって迎撃しにくいのはムスダン。ただし、4月の発射実験は3連続で失敗?
3. ムスダンの発射実験失敗で米国本土に届く弾道ミサイルの開発も揺らぐ可能性
4. 北朝鮮が発射実験に成功したとする潜水艦発射弾道ミサイルは将来の日本にとって大きな脅威

 36年ぶりに開かれた北朝鮮の朝鮮労働党大会で、新設された「党委員長」に就任した金正恩氏は、過去4回の核実験を背景に「核強国の地位に堂々と上がっただけに、それ相応の対外関係を発展させていかなければならない」(党中央委員会活動報告5月7日)と核保有の意義を強調しただが、「核」は、敵地への運搬ができなければ、「核兵器」にならない。

4月23日に実施された潜水艦発射弾道ミサイルの発射試験は、日本にとって大きな意味を持つ(AP/Aflo)

 では、北朝鮮が今年に入って次々打ち上げた様々な弾道ミサイルはその役割を担えるだろうか。まず、党大会開会の辞で、金正恩氏が「わが軍隊と人民は……初の水素爆弾実験と地球観測衛星『光明星4号』の打ち上げを成功させ……」と意義を強調した、「銀河」。2月7日、衛星の軌道投入に使用された「銀河」は、防衛省では「テポドン2派生型」と呼ばれ、弾頭を大気圏に再突入できる技術力があれば、射程は1万2000kmと米本土もカバーし、〝事実上の弾道ミサイル〟となる。

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