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子宮頸がんワクチン論争 はっきり示された専門家の総意 [◆論  評◆]

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子宮頸がんワクチン論争
はっきり示された専門家の総意
小児科学会が投じた決着への一石

2016年05月17日(火)村中璃子 (医師・ジャーナリスト)

 5月14日、札幌で行われていた日本小児科学会学術集会。「日本におけるヒトパピローマウイルスワクチンの現状と課題」というシンポジウムが行われた第7会場は、外まで立ち見の出る人だかりだった。撮影録音はおろか質疑も禁止という異例の厳戒態勢の中、会場を訪れた多くの医師たちが注目したのは、シンポジストの1人、横田俊平氏だ。

iStock

前学会長のプレゼンテーション

 横田氏は日本小児科学会の前会長。学会長を務めていたころの横田氏は、ヒブワクチンの早期導入を求めるなど、ワクチンに積極的な小児科医だった。しかし、退官間際の2014年初め、子宮頸がんワクチンが重篤な副反応を引き起こし、「子宮頸がんワクチン関連神経免疫異常症候群(HANS(ハンス)=HPV Vaccine Associated Neuropathic Syndrome)」という新しい症候群が生まれていると主張するグループに加わった。思春期の少女たちに起きている、慢性疼痛、歩けない、けいれんする、暗記が出来ないなどの症状は、子宮頸がんワクチンのアジュバントが引き起こした、自己免疫性の神経障害によるとするものである。

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タグ:医療
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