SSブログ

“生きた耳と顎の骨のプリントに成功” 臓器移植不要な近未来到来か

logo
›› CLOSE
print

infinity>国際>REPORT [WEDGE REPORT]

“生きた耳と顎の骨のプリントに成功”
臓器移植不要な近未来到来か

2016年03月01日(火)土方細秩子 (ジャーナリスト)

 現在急速に普及が進む3Dプリンターだが、有用な使途として期待されているのがバイオテクノロジーの分野。生体の一部をバイオプリンターによってプリントアウトする、という試みが現在多くの大学で研究されている。

プリントアウトされた生きた耳と顎の骨(提供:ウェイク・フォレスト大学再生医療研究チーム)

 その中で、米ウェイク・フォレスト大の研究チームが「生きた耳と顎の骨のプリントに成功した」と発表し、脚光を浴びている。

 同大学の手法は、生きた細胞と特殊なジェルを使い、生体のCTもしくはMRIデータを元に器官をプリントアウトする、というもの。もちろんそこへたどり着くまでは様々な試行錯誤があった。

 研究チームを率いるアンソニー・アタラ教授は「プラスチックで型を作り、その中に細胞を埋め込んでいく手法、器官の形に細胞をプリントアウトする方法などを試みた。しかし表面は器官の形になっても、内側の細胞が死滅してしまう、あるいは型なしの方法では細胞が増殖して膨れ上がってしまう、などの失敗を繰り返してきた」という。

>>続きを読む


タグ:医療
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

Facebook コメント