【正論】安保法は日本の「現実的一歩」だ ジェームス・E・アワー [◆論 評◆]
2015.10.6 05:02更新 【正論】
【正論】
安保法は日本の「現実的一歩」だ ジェームス・E・アワー
以下抜粋
《確実に強化される抑止力》
日本に対する米国の安全保障は、日本の新法の下でも日本による米国に対する安全保障よりもはるかに強力だ。
だが、新しい安全保障関連法は、控えめではあるが日本の安全保障をより確実にする現実的な一歩だ。
米国から日本への保障はより手厚いが、ここでより重要なのは、もし北朝鮮や他の脅威国が、日本が脅かされれば米国と日本は共同行動を実施すると知れば、こうした脅威に対する抑止力は確実に強化されるということだ。
また、日本の安全保障に影響が及ぶような状況下で日本が米国を支えることが可能であると米国が知れば、米国が日本を守るために乗り出してくる公算はより大きくなるだろう。
逆に、日本の安全が直接脅かされたときに、日本が米国を支援してともに戦わないなら、米国は異様に感じるだろう。
1972年以降、安全保障環境が悪化しているのは懸念される事態だ。だが、現職の日本の首相が、状況の変化や、日本が深刻な脅威にさらされていることを理解しているというのはすばらしいことだ。
タグ:安保法制
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