これでいいのか?戦後日本「より良き日本を取り戻そう」

いよいよ始動の「ニコラ」はトラック業界のテスラになれるのか?





 ニコラは本社を米アリゾナ州に持つ、電動トラックに特化した企業だ。一時、水素エンジントラックの開発に着手していたが、その走行テスト結果などが虚偽だった、として批判を浴び、水素エンジンから撤退した過去を持つ。



ニコラのトラック「TRE FCEV」


 しかし、その後BEV(バッテリーEV)とFCEV(燃料電池車)でそれぞれ大型トラックを発表するなど、物流業界から注目を集める存在となっている。今年6月にサクラメント市で開催されたカリフォルニア州水素リーダーシップ協議会では燃料電池であるニコラTRE FCEVを会場外で公開した。


バッテリーEV、燃料電池双方で生産


 ニコラの強みは「TRE BEV」と呼ばれるバッテリーEV、燃料電池の「TRE FCEV」双方でクラス8の大型トラックを生産している、という点だ。クラス8は積載量込みの総重量8万2000ポンド(約37トン)以下のものを指し、港湾で荷揚げされたコンテナをそのまま積載できる大型物流の要となるものだ。特に国土が広い米国では需要が高い。


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