これでいいのか?戦後日本「より良き日本を取り戻そう」

★「虐待で逮捕」転んで頭を打ったわが子を受診させただけなのに


「虐待で逮捕」転んで頭を打ったわが子を受診させただけなのに


「子どもへの虐待」が社会問題化する中、「虐待えん罪」も増加中


2021.8.25(水)柳原 三佳






*写真はイメージ





(柳原 三佳・ノンフィクション作家)


「Bの頭はスカスカ。一生障害児」



「Bが障害者になったのはお前のせいや。お前が蹴飛ばしたんやろ、投げ飛ばしたんやろ!」


「オマエは異常。オマエ、Bが家に帰ってくると思ってんのか?」


 これらのセリフを見て、いったい何のことかと思われた方も多いでしょう。


 実はこれ、我が子への虐待を疑われた一人の母親・Aさん(当時38)に、大阪府警の刑事が密室の取調べ室で突き付けた言葉の数々です。


「B」というのは、Aさんが長年の不妊治療の末、ようやく授かった男の子の名前です。


 Bくんは生後7カ月のとき、つかまり立ちから後ろへ転倒して後頭部を強打し、それが原因で脳に障害を負いました。


>>続きを読む