これでいいのか?戦後日本「より良き日本を取り戻そう」

テレワークで顕在化した「不要な役職・職種」とは


テレワークで顕在化した「不要な役職・職種」とは


名刺やモチベーション維持のためだけの役職・職種はもう要らない


2020.10.28(水)前田 康二郎






 私が色々な会社を拝見して、内心危険だなと思う組織の兆候の一つに、その会社に無尽蔵に職種や役職がある場合です。「一体この職種は何をするのだろうか」、「こんなに細かく役職が必要なのだろうか」。外部の人がぱっと直感的にそう思う職場というのは、やはり職種や役職などの肩書が「過剰になっている」と私は思います。なぜなら多くの場合、組織の肩書というのは、「社内の都合」に寄り添っていることが多いからです。


その職種や役職は、本当に組織にとって必要なのか


 私は割とフラットな組織、肩書の少ない組織の方達と仕事をすることが多いです。例えば社会人1年目からそのような会社に勤めていた人は、肩書など特に気にしない人が多い。一方で、肩書を多用している組織にかつて勤めていた人が、フラットな組織に転職してきた場合に、「やはり肩書が欲しい」という人達が一定数います。その理由を聞いてみると主に二つあると感じます。



・肩書がないと相手先から舐められてしまう
・肩書によってモチベーションを保てる

>>続きを読む