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ミャンマーで物流革命に挑む日本人兄弟







ミャンマーで物流革命に挑む日本人兄弟


ティラワSEZを足がかりに国際化図る福島県の老舗物流会社


2018.6.4(月) 玉懸 光枝






DAIZEN MYANMARの物流倉庫


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 ラストフロンティアと呼ばれるミャンマーで、日緬両国が官民挙げて開発を進めるフラッグシッププロジェクト「ティラワSEZ」。その現場で奮闘する挑戦者たちの物語を紹介している。


 3回目の今回は新たな保税機能や輸送サービスの提供でソリューションプロバイダーを目指すDAIZEN MYANMAR社長の矢部智昭さんと副社長の矢部尭昭さんが主人公だ。


老舗企業10代目の挑戦


 「物心ついた時から、いずれは自分が家業を継ぐのだと思っていました。今から思えば、それがお前の役目なのだとうまく刷り込まれましたね」


 こう笑うのは、DAIZEN MYANMAR社長の矢部智昭さんだ。自分の将来が決められていることに反発し、別の道を志そうとしたことはなかったという。


 福島県喜多方市の物流会社、大善の10代目。大学を卒業後、経営を実地に学ぼうとコンサルティング企業で3年間勤務し、今は、年子の弟・尭昭さんと共にミャンマーで物流事業に挑んでいる。


 ここティラワSEZに開設した倉庫業務のほか、ミャンマー全土を対象とした運送業務、そして国際物流を扱うフォワーディング業務と通関業務が事業の4本柱だ。


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