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【検証エコノミー】3メガ銀を襲う「大リストラ時代」 未来の姿は…「脱・銀行」に情報産業化





 「支店長ポストが減る。これからは出世競争がもっと厳しくなる」「地方の支店はどうなるのだろう」


 あるメガバンクの中堅行員は深いため息をついた。多くの銀行員にとって、支店長は最初にあこがれるポストだ。実力と人脈、運があれば、役員への道も開ける。


 これまでなら50歳前後で支店長に昇格し、「一国一城の主(あるじ)」になる。ターミナル駅に近い店舗であれば、100人規模の行員を従え、個室を与えられる。昼間は融資担当者が運転する車で地元企業を回り、夜は会食、週末はゴルフ-。


 だが今後、銀行の店舗は減り姿形も変わっていく。コンサルティング特化型店舗では生体認証やテレビ電話を取り入れ、少人数で切り回す。30代前半の支店長が誕生するなど、典型的な支店長像は崩れだした。


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