近江鉄道、覚悟の「48億円損失計上」ローカル線存続を賭けた背水の戦略とは
【近江鉄道線「血風録」⑧】焦点は「存廃」から「存続方式」へ、続く白熱議論
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※近江鉄道線「血風録」シリーズの過去記事は、最終ページにリンクがあります。あわせてお読みください。
(土井勉:一般社団法人グローカル交流推進機構 理事長)
1.「報告書」に対する沿線自治体の反応
手を打たねば、近江鉄道線の営業損失は膨らんでいく。バスに転換すれば、初期投資に30億円ものコストがかかるうえに赤字の解消には至らない。BRTやLRTへの転換も、またしかり。とあらば、公有民営方式(上下分離方式)に切り替えての鉄道存続はどうか――。