これでいいのか?戦後日本「より良き日本を取り戻そう」

「道成らぬ恋」に邁進する男女は、なぜ固く結ばれるのか


「道成らぬ恋」に邁進する男女は、なぜ固く結ばれるのか


 

セックスした相手の数が多いと、人は汚れるものなのか


2023.6.20(火)市川 蛇蔵




連載:少子化ニッポンに必要な本物の「性」の知識



武家の奧勤めの女中は、男を見ることが稀なため、春画の女が歓びに浸る風情を眺めては独り遊びをしていたとか





 井原西鶴は江戸初期に大流行した通俗小説・浮世草子の第一人者である。愛慾、金銭欲、名誉欲、物欲など人の本質的な「性(さが)」を描く作風で知られる。



 西鶴は「人」と「銭(ぜに)」との関係をこう記している。


「世に銭ほど、面白きものはなし」


「なににつけても金銀なくては世にすめる甲斐なきこと、いまさらいふまでもなし」


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