「コロナ禍乗り越え、元気に」御宿でつるし雛・飾り展
町をひな飾りで彩る千葉県御宿町の早春恒例の観光イベント「おんじゅく まちかどつるし雛(びな)めぐり」が新型コロナウイルスのオミクロン株による感染急拡大で中止になった。代わりに「月の沙漠記念館」での企画展「つるし雛・飾り展」が4月18日までの日程で始まり、館内に1万点以上のつるし雛が展示されている。
「まちかどつるし雛めぐり」は閑散となるこの時期の観光を盛り上げようと平成19年に始まった。ところがコロナの影響で昨年は中止に、一昨年は会期終了前に打ち切りとなった。今年も町を挙げてのイベントは中止になったが、「こんな時だからこそ、御宿を元気にしたい」と、町商工会女性部35人が「ひと針、ひと針、心を込めた」というつるし雛を記念館に飾った。