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WEDGE REPORT
宇宙ロケットのライドシェアに乗り出した三井物産の狙い
2020/08/20
友森敏雄 (「WEDGE Infinity」編集長・月刊「Wedge」副編集長)
米国や東南アジアを中心にサービスが一般化している自動車の「ライドシェア(相乗り)」。これから小型衛星の打ち上げ回数が増えていくロケットにおいても、このライドシェアが注目されている。
そんなサービスを提供するのが米シアトルに拠点を置くスペースフライト(Spaceflight)だ。重さ数トンにもなる大型衛星を運ぶロケットに数キロ~数百キロの複数の小型衛星を相乗りさせるというもので、衛星側にとって使い勝手よい。
例えば、主衛星である大型衛星がトラブルで打ち上げが延期になってしまうと小型衛星も次の打ち上げまで待つ必要がある。また、小型衛星側が開発の遅れで打ち上げを延期せざるを得ないということもある。