これでいいのか?戦後日本「より良き日本を取り戻そう」

親からダメと言われた「農業」で企業した慶応理工女子






 スタートアップ界隈でも「食」にフォーカスした起業、その後には上場企業が出現し始めました。この食のあり方、流通のあり方に問題意識を持ち3年前(2016年11月)20代半ばで起業し、年中自社サービスのTシャツを来て全国を奔走しているビビッドガーデンの代表取締役秋元里奈さんに起業の経緯、事業の展開について話を聞きました。



会社メンバー、真ん中が秋元さん


起業への道のり 内向的、病弱、でも負けず嫌いだった子供時代


 秋元さんの育った地元は関東近郊でありながらもまだ農地のあるエリア、実家も祖父の代まで農業を営んでいたそうです。子供の頃から、実家や周辺で採れる新鮮な四季折々の野菜を食べ育ち、野菜本来の美味しさを理解していると話します。実家の農地には、近隣の小学生たちが農業体験に訪れるような場面もあったそうで誇らしく思っていました。ただ、実家での会話は「農業は儲からない、農業はやらなくていい、公務員を目指しなさい」と、何度となく言われて育ったそうです。思い起こせばこの「農業は儲からない」という言葉がずっと心に引っかかっていたそうです。