これでいいのか?戦後日本「より良き日本を取り戻そう」

ニューヨークのリアル本屋に復調の兆し、地域に根付きアマゾンに対抗






 日本では街の本屋が次々と消えていく中にあって、米国でも同様だったが、ここに来て独立系と呼ばれる本屋が徐々に増え、ニューヨークでもこの数年、新しく本屋がいくつも誕生している。便利に注文できて宅配してくれることから、大手通販アマゾンを通して本を買うのが当たり前のなか、マンハッタンで「ブックカルチャー」を運営するクリス・デブリン代表(58歳)に、本屋を出店する狙いなどについて聞いた。



クリス・デブリン氏


 


 セントラルパークの南西の81丁目とコロンバスサークルにある2階建ての3号店に入ると、本はジャンル別に並べられ文房具などの小物雑貨もあった。こじんまりとした書店で地下売り場もあり、その一角が小さな子供が遊べるようなスペースが設けられていた。


 ここはこの地域の人が気軽に立ち寄ってもらうコミュニティスペースになっていた。本を買わなくても構わないようで、本の好きな地域の人がここで交流してもらえれば良いという。まさにアットホームな街の本屋さんという感じがした。そこにはコミュニティを大事にしようという雰囲気があった。


>>続きを読む