頓挫した「日の丸液晶」、JDIが台中連合の傘下に
日本の「ものづくり」の底力、外資の下で発揮することができるか
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「日の丸液晶」であるジャパンディスプレイ(JDI)は、2019年3月期決算で5期連続赤字が確実という業績不振の結果、台中連合3社から金融支援を受けることとなった。外資が議決権の5割強を握って主導権を取る。これで「日の丸液晶」は完全に頓挫した。
日米台中4カ国の大枠が絡み合うJDIの命運
つい4カ月ほど前、JDIは千葉・幕張メッセで開催された液晶・有機EL技術展「ファインテック」で、同社が出資するJOLEDと広い共同ブースを開設していた。
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