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大卒就職率、過去最高98・0% 7年連続で上昇 文系初めて逆転



 今年3月に卒業した大学生の就職率(4月1日時点)は98・0%(前年同期比0・4ポイント増)で、7年連続で上昇したことが、18日に公表された厚生労働省と文部科学省の調査で分かった。平成9年の統計開始以降、過去最高で、3年連続の記録更新。文系の就職率が理系を初めて上回った。


 就職を希望する高校生の就職率も3月末現在で98・1%(同0・1ポイント増)と8年連続の上昇。厚労省若年者雇用支援の担当者は「景気の回復基調に伴い、企業の採用意欲の改善傾向が引き続いている。過去の求人と比べても選択肢がたくさんある」と説明した。


 大学生の調査は全国の国公立大24校と私立大学38校を抽出して実施した。推計では、就職希望者約42万7500人のうち、約41万9300人が就職した。


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