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鎌倉幕府の4代将軍、なぜわずか2歳の藤原頼経に白羽の矢が立ったのか


鎌倉幕府の4代将軍、なぜわずか2歳の藤原頼経に白羽の矢が立ったのか


源実朝の暗殺ですべて白紙に、手のひらを返した後鳥羽上皇と「尼将軍」の誕生


2022.12.4(日)真山 知幸






藤原頼経によって創建された鎌倉・明王院(写真:PIXTA)





(真山 知幸:偉人研究家)


 鎌倉幕府の4代将軍は誰か。即答できる人はそれほど多くはないだろう。初代将軍の源頼朝が鎌倉幕府を開くと、長男の源頼家が後を継いで、2代将軍となった。頼家が北条氏によって殺害されたことで、弟の源実朝が3代将軍に就く。もともと大きな勢力を誇っていた北条氏は、実朝が暗殺されると、いよいよ幕府の実権を掌握。将軍職は存続したものの、4代将軍の存在が語られることはあまりに少ない。どんな経緯で、実朝の後継者が決まったのだろうか。


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