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織田信長は仏教が嫌いだったのか?「比叡山焼き討ち」の真相


織田信長は仏教が嫌いだったのか?「比叡山焼き討ち」の真相


信長が敵視した粗暴者の溜まり場と成り果てた「聖地」の実態


2022.6.10(金)乃至 政彦





比叡山延暦寺根本中堂 写真/アフロ




(歴史家:乃至政彦)


比叡山を焼いた織田信長と仏教


 織田信長といえば、元亀2年(1571)9月の比叡山焼き討ちが有名である。



 この焼き討ちをもって、“信長は仏教や僧侶が嫌いだった”という解釈がある。


 だが信長は為政者であるから、僧侶や仏教の保護にも熱心であった。形の上では浄土宗に帰依しており、「天下布武」の印判を定めたのも信長と親しい禅僧の沢彦宗恩である。また、信長は傅役・平手政秀の菩提寺として政秀寺を建立させてもいる。


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