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地味ながら城としての面白さが詰まった小諸城の魅力


地味ながら城としての面白さが詰まった小諸城の魅力


気まぐれ城散歩・小諸城(前編) 


2020.12.1(火)西股 総生





小諸城(長野県)の三ノ門。撮影/西股 総生(以下同)





(城郭・戦国史研究家:西股 総生)


上田城攻めでは徳川秀忠の本陣に


 まとまった仕事が一段落したので、骨休めに信州の温泉地へ。ついでに、錦秋の小諸城に寄ってみた。信州を代表する城としては、まず国宝天守のそびえる松本城があり、前回(前編後編)紹介した諏訪高島城や上田城、高遠城、少し城に詳しい人なら龍岡城や飯山城も指折るかもしれない。



 その中で、人気があるのは何といっても松本城と、上田城だ。この2城にくらべれば、小諸城はやや地味。けれども、「城としての面白さ」という観点からいうなら、僕は断然、小諸城を推す。なぜかというと・・・(以下、太字は『1からわかる日本の城』の解説ページ)。

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