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天皇陛下、伊勢神宮などに「勅使発遣の儀」 立皇嗣の礼挙行告げられる




立皇嗣の礼の挙行を告げるため、伊勢神宮などに使いを派遣する「勅使発遣の儀」に臨まれる天皇陛下=5日、皇居・宮殿「竹の間」(宮内庁提供)


 秋篠宮さまが皇位継承順位1位の「皇嗣(こうし)」となられたことを示す「立皇嗣(りっこうし)の礼」の挙行を伊勢神宮(三重県伊勢市)などに告げるため、天皇陛下は5日、皇居・宮殿「竹の間」で、使いを派遣する「勅使発遣(ちょくしはっけん)の儀」に臨まれた。

 使いが派遣されたのは、伊勢神宮と神武天皇陵(奈良県橿原市)、昭和天皇陵(東京都八王子市)。

 陛下は「御直衣(おのうし)」と呼ばれる白い装束を身に着け、伊勢神宮などにささげる幣物(へいもつ)をご覧に。続いて、小田野展丈(のぶたけ)侍従長を通じて、使いに儀式の挙行について記された「御祭文(ごさいもん)」を授けられた。

 立皇嗣の礼は、8日に中心儀式の「立皇嗣宣(せん)明(めい)の儀」などが執り行われる。