これでいいのか?戦後日本「より良き日本を取り戻そう」

潤うのは中国と一部業者、北海道に林立する巨大風車は誰のためになるのか


潤うのは中国と一部業者、北海道に林立する巨大風車は誰のためになるのか


 

洋上風力発電の開発が進むが、導入すればするほど国民は窮乏するだけだ


2023.11.3(金)杉山 大志





写真はイメージです(写真:TebNad/Shutterstock.com





地球温暖化対策として日本では洋上風力発電を推進している。ある程度のCO2削減になることは確かだが、経済的に考えて日本にとって正しい選択なのかどうかは疑問が残る。大規模な計画が進む北海道に足を運び、その実態を見てきた。


(杉山 大志:キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)


設備能力は北海道の電力需要を大幅に上回るが…


 北海道で大規模な洋上風力発電の計画が相次いでいる。北海道新聞(3月29日付)によると、既に発表された計画は、札幌市の海の玄関である石狩湾だけで1217基、出力にして合計1173万キロワットに達する。加えて291万キロワットの洋上風力も道南で計画されている。


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