相撲の成り立ちと歴史を解説、伝説の横綱・谷風はなぜ「第4代」なのか?
相撲の始まりは、日本書紀に書かれた血みどろのバトルか、聖武天皇主催の節会か
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大相撲秋場所は、大関貴景勝が東前頭15枚目の熱海富士との優勝決定戦を制し、4回目の優勝を決めた。照ノ富士がけがで休場となり横綱不在の場所となる中、大関の意地を見せた格好だ。今回は、日本の国技とされる相撲はどのように始まり、現在の形になっていったのか。その歴史を解説する。
(長山 聡:大相撲ジャーナル編集長)
「大和の国で最強」と「出雲一の強豪」が対決
四つに組んでの力比べは、人間の本能といってもよく、古来世界各国で相撲によく似たスポーツが行われていた。