これでいいのか?戦後日本「より良き日本を取り戻そう」

地震予知の歴史 学者と社会との問題、確たる証拠なければ無用な混乱を避けるべき 関東大震災から100年まで1カ月




島村英紀「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」

地震予知の歴史 学者と社会との問題、確たる証拠なければ無用な混乱を避けるべき 関東大震災から100年まで1カ月















海軍航空隊が撮影した震災当時の東京上空。新橋駅(写真中央)界隈の銀座も壊滅的被害を受けた


1923年の関東大震災(関東地震)から間もなく100年がたつ。死者10万人以上という日本史上最大の被害を生んだ大災害である。


地震が起きたのは23年9月1日、関東地方の下に南方から潜り込んでいるフィリピン海プレートが起こしたマグニチュード(M)7・9の地震だった。最大震度は日本での最高震度。多くの家が倒れ、死者の多くは数日間にわたって燃えさかった火による焼死だった。地震に乗じて左翼や外国人が数多く殺された。


この地震で一躍脚光を浴びたのが、東大助教授だった今村明恒(あきつね)だった。


 


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