バイデンのアメリカ
中国は「ウクライナ戦争」をどう見ているのか
2023/03/09
斎藤 彰 (ジャーナリスト、元読売新聞アメリカ総局長)
米国では最近、台湾有事ともからめ、中国が混迷化する「ウクライナ戦争」から何を学んだかについての論議が活発化しつつある。
西側の対応を学習材料とする中国
ロシア軍のウクライナ侵略から1年――。戦争が長期化する中で、バイデン政権にとっての直近の最大関心事は、中国が対露軍事支援に踏み切るかどうかに集まっている。
しかしそれとは別に、中国は今次戦争そのものをどう見てきたかの論議も無視できない。