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『鎌倉殿の13人』承久の乱で争った北条氏最大の壁・後鳥羽上皇の意外な素顔|「鎌倉殿」とゆかりの地(第19回)


『鎌倉殿の13人』承久の乱で争った北条氏最大の壁・後鳥羽上皇の意外な素顔|「鎌倉殿」とゆかりの地(第19回)



2022.09.12


鷹橋 忍






城南宮の松の木 写真=アフロ


三種の神器なき即位


 大河ドラマ『鎌倉殿の13人』も、クライマックスの承久の乱に向けて、乱のもう一人の主役である、尾上松也演じる後鳥羽院(後鳥羽上皇)の出番も増えてきた。


 治天の君(朝廷の政務の実質的な指導者の総称)として君臨し、最大の敵として北条義時の前に立ちはだかることになる後鳥羽とは、どのような人物なのだろうか。


 後鳥羽は、治承4年(1180)7月14日に、高倉天皇の第四皇子として誕生した。源頼朝の挙兵の約1ヶ月前である。


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