これでいいのか?戦後日本「より良き日本を取り戻そう」

どの手を打ってもアメリカの支配から逃れられない日本の「核抑止」


どの手を打ってもアメリカの支配から逃れられない日本の「核抑止」


日米核共有も核武装も日本の独立をさらに阻害することに


2022.8.11(木)北村 淳






核弾頭の搭載が可能な中国軍の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「東風41」(資料写真、2019年10月1日、写真:AP/アフロ)


(北村 淳:軍事社会学者)


 米軍による広島・長崎への原爆攻撃から77年が経った。今年(2022年)の原爆戦没者慰霊式典でも「非核三原則を遵守する決意」と「核兵器のない世界の実現」が繰り返し表明された。



 ロシア・ウクライナ戦争が勃発するや、先日急逝した安倍晋三元首相が核共有のアイデアを表明したため、日本においても核議論が本格化するやに見受けられたが、相変わらず「非核三原則の遵守」と「核兵器のない世界」という具体策を伴わない標語が繰り返されただけで、再び核議論は低調となってしまったようだ。


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