【ニュースの核心】続出、中国の“異常挑発” 参院選前に中露艦隊列島周回、米の前に「日本潰し」か ウクライナの教訓、尖閣有事で戦うのは自衛隊
中国とロシアの海軍艦隊が6月中旬以降、参院選(7月10日投開票)に合わせるように日本列島を周回するような特異な航行をした。昨年10月の衆院選の期間中にも、中露海軍の合同艦隊10隻は日本列島を一周している。海だけではない。中国軍のH6爆撃機3機は23日、沖縄本島と宮古島の間の海域を抜け、東シナ海と太平洋を往復した。これらの狙いは何なのか。ジャーナリストの長谷川幸洋氏は「威嚇と牽制(けんせい)」「対日攻撃の準備行動」「国内世論と永田町を揺さぶり」などと喝破した。岩盤保守層の視線が日に日に厳しくなっている岸田文雄首相は、習近平国家主席とウラジーミル・プーチン大統領の恫喝(どうかつ)に対し、厳然とした姿勢を貫けるのか。