「台湾情勢緊迫、北京五輪前後が危ない」米軍以外で初、海自が豪軍艦を「武器等防護」 クアッド、来春日本開催で調整




共同訓練する海上自衛隊の護衛艦いなづま(写真奥)と豪海軍のフリゲート艦ワラマンガ(海上自衛隊提供)

 海上自衛隊の護衛艦が今週、オーストラリア海軍フリゲート艦と共同訓練を行った際、安全保障関連法に基づく「武器等防護」を実施した。米軍以外を対象とした実施は初めて。来年春には、日本と米国、オーストラリア、インドによる戦略的枠組み「QUAD(クアッド)」の首脳会談を日本で開催する方向で調整が進められている。軍事的覇権拡大を進め、台湾への野心を強める中国を牽制(けんせい)する狙いのようだ。


 「日本とオーストラリアの部隊間の相互運用性が向上した。両国の防衛協力にとり、極めて重要な進展だ」


 防衛省関係者は、こう語った。


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