【ニュースの核心】外交・安保政策こそ衆院選の最大の焦点 “外交の岸田”の看板は偽物?後退の印象否めない自民 政策まったく相容れない共産党と連合を組む立民



 衆院選で、各党はどんな外交・安全保障政策を公約に掲げているのか。台湾や日本の尖閣諸島に対する中国の脅威が増すなか、私は「これこそが最大の焦点」と思っている。


 まず、自民党だ。公約集には、「防衛力を抜本的に強化」とか、「海上保安庁の体制拡充・自衛隊との連携強化に加えて、領域侵害に対処するため万全の措置を講じる」などと記されている。


 だが、岸田文雄首相(自民党総裁)が総裁選で訴えていた、「(武力攻撃と断定できない)グレーゾーン事態対処への法整備(の検討)」と比べると、後退した印象は否めない。


>>続きを読む