【歳川隆雄 永田町・霞が関インサイド】カブール陥落時、岡田大使不在は“不運”ですむか 任務は在留邦人の保護、想起すべき過去に同種の“脱出劇”




カブールの空港に押し寄せた人々=8月16日(ゲッティ=共同)

 先週、主要国大使経験者と長時間、話す機会があった。むろん、テーマは8月15日のアフガニスタンの首都カブール陥落に伴う在留邦人の「退避問題」である。


 在アフガン日本大使館員12人は17日、英軍輸送機によってドバイ(アラブ首長国連邦)経由でトルコのイスタンブールに脱出した。


 そして、航空自衛隊の輸送機C130で、隣国パキスタンの首都イスラマバードに共同通信現地通信員の日本人女性1人と、米大使館・機関の現地スタッフ14人の計15人が退避できた(米側の要請)。


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