これでいいのか?戦後日本「より良き日本を取り戻そう」

「ロックダウン」という幽霊に怯える日本人の悲しい固定観念


「ロックダウン」という幽霊に怯える日本人の悲しい固定観念


コロナ禍を乗り越えるには国民の行動制限の法制化が不可欠


2021.8.23(月)森田 朗






ICOのバッハ会長と会談する菅首相。五輪後、コロナの感染拡大が続いている(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)





 少子高齢化と人口減少が進むわが国の社会の質を維持し、さらに発展させるためには、データの活用による効率的な社会運営が不可欠だ。一方で、データ活用のリスクにも対応した制度基盤の構築も早急に求められている。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によって、これまでの経済、社会のあり方は大きく変わろうとしている。


 その中で、日本が抱える課題をどのように解決していくべきか。データを活用した政策形成の手法を研究するNFI(Next Generation Fundamental Policy Research Institute、次世代基盤政策研究所)の専門家がこの国のあるべき未来図を論じる。今回は感染拡大に伴うロックダウンについて。専門家や知事会からロックダウンやそれに準じる措置を求める声が上がっているが、それをどう考えるべきだろうか。


◎過去分は以下をご覧ください
https://jbpress.ismedia.jp/search?fulltext=NFI&page=1


(森田朗:NFI研究所理事長)


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