新型コロナウイルスによるパンデミック(感染爆発)の発生から1年半が経過した。いまだ収束の兆しが見えないどころか、感染拡大が続いているが、この間、私たちが目の当たりにしてきたのは、“危機に弱い政府”という致命的な現実だった。そう遠くない将来、高い確率で発生することが想定されていたにも関わらず、政治は現実を直視してこなかった。その代償が、優先順位の不明確な対応であり、8月20日の時点で1万5500人を超すコロナによる死者数と言っていい。

 いまの日本にとって、パンデミックを収束させることが喫緊の課題であることはもちろんだが、私たちが直面している危機は、それだけではない。東京から南西約1800キロ・メートルの東シナ海に浮かぶ沖縄県石垣市の尖閣諸島では、いま何が起き、どのような事態が繰り返されているのか――。

(ロイター/アフロ)

 新聞各紙は7月13日、中国海警局の武装船による尖閣諸島の領海への侵入が、過去2番目に長い47時間にも及び、領海の外周である接続水域内での連続航行が150日を超えたことを伝えている。

 それに対し、加藤勝信官房長官は「極めて深刻な事態。警備に万全を期している」と発言。さらに同日、2021年版の『防衛白書』が公表され、尖閣諸島周辺で繰り返される中国の活動を、国際法で認められている無害通航には当たらないとして、初めて「国際法違反」と明記したことが強調された。

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