台湾WHO復帰へ中国が反発 米上院の法案可決も



 中国外務省の報道官は12日、米上院が世界保健機関(WHO)総会への台湾のオブザーバー参加復帰を後押しする法案を全会一致で可決したことに関し「中国内政に乱暴に干渉しており、強烈な不満と断固反対を表明する」と反発するコメントを出した。米側に厳正な申し入れをしたとも明かした。


 報道官は「中央政府は台湾同胞の健康を非常に重視している」と強調。米国に「一つの中国」の原則を守るように訴え、「台湾独立」勢力に誤った信号を出さないよう求めた。


 法案は8月上旬に可決された。成立には下院で可決後、バイデン大統領の署名が必要となる。 (共同)