【柴門ふみの人生相談】「否定だらけ」の母との会話がしんどい




イラスト・千葉真


相談

 団塊世代の母について相談します。母は昔から、会話の返事を「ちがう、ちがう」「いらん、いらん(不要という意味)」とやや激しい否定形で返す癖があります。例えば、娘の私が「お母さん、寒くない? もう一枚何か着る?」と聞くと、「いらん、いらん、もういい」と手ぶりを交えて早口で答えます。おそらく母に悪気はなく、本当に不要、あるいは遠慮があっての発言かもしれないのですが、否定形の返事を受け止めきれず、会話するうち疲れて気分も悪くなります。母は悪い人ではないのですが、不満をため込む癖があって、他人に批判的な発言も多いです。もっと肩の力を抜いて余生を送ってもらいたいのですが、私にできることはありますか?

  (東京都、40代主婦)


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