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小中高4割が「裏アカウント」 犯罪被害に注意呼び掛け



 携帯電話やスマートフォンを持つ小学4年生から高校生までを対象にした調査で、会員制交流サイト(SNS)上に、友達や家族に存在を教えない「裏アカウント」を持っている人が40%を占め、女子高校生に限ると69%に上ることが7日、フィルタリングソフト会社デジタルアーツ(東京)のアンケートで分かった。裏アカウントを複数持つ人は全体で20%、女子高生では42%だった。


 ネット上の友達と会ったり、会ってみたいと考えたりする割合は52%でうち女子高生は68%だった。結果を分析した兵庫県立大の竹内和雄准教授は「犯罪に巻き込まれる恐れもある」と注意を呼び掛けている。


 調査は1~2月にインターネット上で本人に尋ねる形式で実施し、約600人が回答。裏アカウントを持つ理由は「誰にも知られたくない感情が言える」「趣味が合う友達と深くつながれる」がそれぞれ36%で、「ストレス発散に言いたいことが言える」とした回答も27%に上った。