これでいいのか?戦後日本「より良き日本を取り戻そう」

名前は韓国人、会話は日本語、そんな僕が事あるごとに直面する不条理な常識


名前は韓国人、会話は日本語、そんな僕が事あるごとに直面する不条理な常識


 

等身大の韓国留学記(12)~日本でも韓国でも微妙な「在日韓国人」の立場


2023.12.29(金)韓光勲





ソウルの冬は寒い。トゥクソム漢江公園に設置された雪そりゲレンデで遊ぶ子供たち(資料写真、出所:ソウル市ホームページ)





 在日コリアン3世の韓光勲(はん・かんふん)氏が30歳にして韓国に初留学。大阪で生まれ育ち、新聞記者として活躍した韓氏が、“異国”での体験と発見を綴る。(JBpress)


韓光勲:在日コリアン3世ライター)


 ソウルで日本人の友人とチムジルバンに行った。韓国式サウナ。炭で暖められた洞窟のような窯のチムジルバンだった。



 マイナス10度にもなった日。チムジルバンで暖を取っていると、おばちゃんたちに話しかけられた。僕が友達と日本語で話をしていたからだろう。「日本人も来ているんだね。日本人は静かだからいいね。韓国人や中国人はよくしゃべってうるさいけどね」と言われた。「そうですか。でも、チムジルバンにこんなに人が多いなんて知らなかったです」と、僕。「おお、韓国語うまいね」と言ってくれた。


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