フランスで暴動、全土で激化 パリ市長宅を襲撃して放火、3000人以上が拘束 警官による17歳移民2世射殺事件きっかけに
フランスで17歳の北アフリカ系少年が警官に射殺された事件をきっかけに全土で発生した暴動や略奪行為が続いている。パリ郊外では市長宅が襲撃されるなど過激化、移民問題の根深さが浮き彫りとなった。
射殺事件が起きたのは6月27日。移民が多く住むパリ郊外ナンテールの路上で、アルジェリア系の移民2世の少年が警察官の停車命令に応じず、至近距離から発砲されたという。
住民らの抗議行動が続き、車や建物に放火するなど一部が暴徒化。フランス南西部トゥールーズ、南部リヨンなどの都市にも広がった。