これでいいのか?戦後日本「より良き日本を取り戻そう」

生物はなぜ死ぬのか?AIが人間の進化を止める





(Pict Rider/gettyimages)


 大ベストセラーとなった『生物はなぜ死ぬのか』(講談社現代新書)の著者で生物学者の小林武彦東京大学教授。「死」は生物が進化し、多様性を持つために必要な次世代への「Turn Over(生まれ変わり)」であると説く。


 寿命で死ぬことはネガティブなことではなく、生物は死ぬからこそ、進化したというポジティブな側面がある。かつて遺伝情報を担っていたRNA(リボ核酸)は、反応性に富み、自己複製したり、変化しやすい一方で、壊れやすいという性質を持っているが、壊れることで新しい材料となる。生物には、その根源部分で「壊れる=死ぬ」というメカニズムが備わっている。


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