これでいいのか?戦後日本「より良き日本を取り戻そう」

ウクライナ戦争から見る沖縄 住民を守るためには





 戦争は火種無しには起こらない。その火種の典型が土地の帰属をめぐる争いだ。ウクライナ戦争の火種は、ウクライナ国内のクリミアなどの帰属をめぐるロシアとの確執である。一方、沖縄とその周辺には尖閣諸島と台湾という戦争の火種がある。特に台湾については、中国が武力統一の可能性を公言し、軍事的威圧を強めている。



日本最西端の地、沖縄県・与那国島は、台湾を見ることもできるくらい地理的に近接している(ロイター/アフロ)


 中国軍が台湾に進攻すれば、沖縄は台湾を支援する米軍、ならびに米軍を支援する自衛隊の活動拠点となる。このため中国軍は台湾侵攻と同時に沖縄を攻撃するだろう。この際、沖縄の住民も確実に攻撃される。


 侵略者は、相手国の住民に恐怖を与え、抵抗心を奪い、政府や軍から離反させるために意図的に住民を攻撃する。これが戦争の現実であり、ウクライナでも多く見られている。


 ウクライナでは政府、軍、自治体などが住民を守っている。沖縄でも政府、自衛隊、沖縄県内の自治体などが住民を守らねばならない。


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